抗がん剤治療の判定

説明 日本において、がんが原因による死亡件数は全死亡件数の3件に1件になります。
しかし、これ程多い死亡原因のがんについて、完全な治療法は確立されていません。その為に、がんと告知された多くの方は絶望し、その後に来る死について考えることになります。
現在のがん治療において、最も有用な薬として抗がん剤はがん細胞を死滅させる薬です。この抗がん剤について、がん治療でどのように使われているかなどをご紹介します。
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抗がん剤治療の判定

がん治療において使われる抗がん剤は、どのがんに対しても必ず効果がある薬ではありません。
抗がん剤の効果はがんの種類や患者の症状、がんの進行状況、個人差などに左右され抗がん剤の効果に差があります。その為に抗抗がん剤はがんに対して、必ず効果があると言い切れません。

また、抗がん剤はとても強い副作用があり、がん治療においてはこれとも闘わなければならず、さらに、抗がん剤の費用も高額になります。
がん治療で使われる抗がん剤は、使っている抗がん剤ががん細胞に対して効果が出ているのか判定されます。
抗がん剤の投与は1~2か月ほどをひとつの治療期間として、抗がん剤の効果をがん細胞の検査をして、がん細胞が減っているか増えているか、あるいは変化がないか状況を判定します。

がん治療で抗がん剤の効果の判定にはガイドラインがあり、これに沿って効果を判定します。選択された抗がん剤ががん細胞に対して効果を示しているか、検査結果を見て医師が判定しますが、判定によって抗がん剤を換えたり、治療方法を変更することがあります。抗がん剤の効果の判定基準についてご紹介します。


抗がん剤の判定基準は、標準的治療か非標準的治療かで分けられます。標準治療の場合は判定基準が4つに分けられ、CR(完全奏功)、PR(部分奏功)、SD(安定)、PD(進行)になります。

CR(完全奏功)は、抗がん剤を投与して腫瘍が消滅し、この状態が4週間以上継続されている場合に、このように判定されます。CR(完全奏功)は、抗がん剤の効果が最もあったと判定されることで、がん腫瘍が取り除けたことを意味します。

PR(部分奏功)は、抗がん剤を投与して腫瘍の最長径の和が、治療開始時より30%以上縮小したときに判定され、抗がん剤の効果があったと判定され、さらに治療の継続が行われます。一定の効果があったと言えます。

SD(安定)は、CR(完全奏功)、PR(部分奏功)に満たない効果と判定され、現在行われている治療を継続するか変更するかは、医師と相談して検討されます。

PD(進行)は、抗がん剤を投与しているが、腫瘍の最長径の和が20%以上増加している場合にこのように判定され、抗がん剤の効果がなく、がんが進行していることを示しています。

がん情報サービス