胃がんの抗がん剤治療

説明 日本において、がんが原因による死亡件数は全死亡件数の3件に1件になります。
しかし、これ程多い死亡原因のがんについて、完全な治療法は確立されていません。その為に、がんと告知された多くの方は絶望し、その後に来る死について考えることになります。
現在のがん治療において、最も有用な薬として抗がん剤はがん細胞を死滅させる薬です。この抗がん剤について、がん治療でどのように使われているかなどをご紹介します。
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胃がんの抗がん剤治療

罹患率の多いがんと言えば胃がんです、死亡原因の多いがんとしては肺がんが上回っていますが、日本において胃がんの患者も実にたくさんおられます。

胃がんの特徴としては、治療に使われる抗がん剤が効果を示しにくく、抗がん治療の効果の現れにくいがんでもあります。
しかし、近年では胃がんに効果がある抗がん剤の研究・開発が進み、また、胃がんに有用な抗がん剤の多剤併用療法が研究され、その効果ある組み合わせも増えてきました。
  
その中で現在注目を集めている抗がん剤の組み合わせが、テガフール・ギエラシル・オテラシルカリウムという組み合わせで、「TS-1」という抗がん剤です。
この抗がん剤は、それまでに胃がんに使用されていた抗がん剤フルオロウラシルの、2.5倍もの奏効率という結果を残しています。この奏効率とは、がん治療の実施後にがんが縮小したり消滅したりする患者の割合のことを言います。

さらにこの抗がん剤「TS-1」は、必ずあるという副作用が少ないという特徴を持っています。また、この抗がん剤は飲み薬であるので、入院治療を終えた患者に対して、自宅での外来治療にも使えるメリットがあります。このように抗がん剤「TS-1」は、がん患者の負担を少なくし高い有効性を持つことで評価されています。

近年では「TS-1」単体の効果は十分に立証されていますが、さらに効果の高い組み合わせが研究されていて、シスプラチン、イリノテカン、ドセタキセル等が研究されています、中でもシスプラチンの効果は顕著で、とても高い奏効率を上げているという報告があります。

日本において胃がんは、食生活の影響で発症率の高いがんとして、今後も増加することが懸念されています。しかし、このような抗がん剤が研究・開発されることは、今後のがん治療に大きな安心をもたらします。

がん情報サービス