副作用を軽減する局所投与法

説明 日本において、がんが原因による死亡件数は全死亡件数の3件に1件になります。
しかし、これ程多い死亡原因のがんについて、完全な治療法は確立されていません。その為に、がんと告知された多くの方は絶望し、その後に来る死について考えることになります。
現在のがん治療において、最も有用な薬として抗がん剤はがん細胞を死滅させる薬です。この抗がん剤について、がん治療でどのように使われているかなどをご紹介します。
スポンサードリンク


副作用を軽減する局所投与法

抗がん剤の投与は一般的に点滴で投与されますが、この場合抗がん剤が血液に乗って全身へ行き渡り、がん細胞だけでなく正常な細胞へも影響します。
点滴で抗がん剤を投与すれば、どんなに小さながん細胞に対しても効果を現しますが、正常な細胞への影響は強い副作用としてさまざまな症状を現します。
また、抗がん剤を点滴で投与した場合、代謝の発生が避けられず、全身に広がることで拡散したり、抗がん剤の本来の力が十分に発揮できず、がん腫瘍へ的確に抗がん剤が届かないこともあります。

点滴による抗がん剤の投与は、正常な細胞に強い影響を与えて辛い副作用を起こし、がん細胞に対しては十分な効果が作用しないというケースも考えられます。点滴で投与すると、的確に効果を現すことのできない場合があります。

このように、がん細胞に対して的確に抗がん剤の効果を及ぼす方法として、抗がん剤の投与方法を変えます。投与方法を変更するケースでは、点滴で抗がん剤が腫瘍に届きそうにない場合にも行います。その方法は抗がん剤の局所投与法です。

局所投与法は、一定の位置に絞って抗がん剤を投与する方法です。骨髄に腫瘍がある場合、骨髄注射で直接投与します。とても強い痛みがありますが効果は期待できます。

また、局所投与法が選択される場合は、抗がん剤の副作用の軽減が目的になる場合があります。
局所投与法は動脈に注射する動注化学療法、骨盤内の内臓を治療する閉鎖循環下骨盤内灌流化学療法などがあります。

現在、抗がん剤の投与方法として、一定の範囲のみに抗がん剤を循環させる研究が行われていて、副作用の軽減や抗がん剤の効果を上げる投与法が研究されています。

がん情報サービス